パソコンの性能アップや高速インターネット回線の普及などにともない、ここ20年でFXを始める人が爆発的に増えました。

人気の芸能人を起用したテレビCMなども頻繁に流され、FX(エフエックス)という言葉を耳にした人も多いと思います。
ここでは、そもそもFXとは何か?FXでどうやってお金を増やすのか?
ということを、現役プロトレーダーの視点から詳しく解説していきます。

FXとは?

FXとは?

そもそもFXとは何か?

FXは「Foreign Exchange」(フォーリン エクスチェンジ)の略で「外国為替」という意味です。

日本では主に「外国為替証拠金取引」のこととして使われています。

「外国為替証拠金取引」と書くとすごく難しイメージですが、
簡単にいうと「日本円を外国の通貨と両替する取り引き」のことです。

いちばん馴染みのある外国通貨と言えばドル(アメリカドル)だと思います。

2017年現在1ドル110円前後です。
つまり、110円で1ドルに両替することができる、ということです。

1ドル110円

アメリカのドルの他に
EU(欧州連合)のユーロ
イギリスのポンドなど
様々な国の通貨を対象に取り引きすることができます。
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FXの魅力

FXをしている人は、今や日本国内だけでも100万人近くになります。
これだけ多くの人がやっているFXの魅力はなんでしょうか。

誰でもできる

まず第一に、年齢、性別、職業、資格などが一切関係なく『誰でもできる』ことが大きな魅力です。
主婦の方でも、サラリーマンの方でも、学生の方(未成年者は除く)でも、退職して年金生活の方でも、誰でも始めることができます。

いつでもできる

そして、もうひとつの大きな魅力は『24時間いつでもできる』ということです。
FXは月曜日の早朝から土曜日の早朝まで24時間休むことなく取り引きが行われています。
ですので、昼休みの間だけとか、仕事が終わった夜の時間とか、自分の好きな時間に取り引きすることができます。

小額でできる

株式投資などの場合は最低でも数十万円単位の資金がないと取り引き自体をすることができませんが、FXなら4000円程度から取り引きを始めることができます。

FXでどうやって稼ぐのか?

FXをやっている人、これからやろうとしている人の目的は
ずばり「お金を増やすため」ですね。

では、どうやってFXでお金を増やすのかを解説します。

ニュースなどで「円高(えんだか)」「円安(えんやす)」なんて言葉を聞いたことがあると思います。
これは、ドルと円の為替レートがどのように動いているかを言っています。

円高、円安とは?

円高とは円が高い、つまり円の価値が高くなるという意味です。
逆に円安は、円の価値が低くなるということです。

もし、1ドル100円だったのが1ドル110円になったら「円安」です。
今まで、1ドルを手に入れるのに100円で交換出来ていたのが、110円出さないと1ドルと交換できなくなった…
つまり、円の価値が下がる円安です。(ドルの価値が上がったともいえます。)

もし、1ドル100円だったのが1ドル90円になったら「円高」です。
今まで、1ドルを手に入れるのに100円で交換出来ていたのが、90円出せば1ドルと交換できる!
つまり、円の価値が上がる円高です。(ドルの価値が下がったともいえます。)

こちらは、ドルと円の関係性を示した図(チャート)です。
一般的に、ドル円のチャートと言います。

ドル円チャート

チャートとは、横軸が時間で縦軸が為替レートのグラフです。
時間の経過と為替レートの変動(値動き)の様子を示したものです。

縦軸の数字は、1ドルあたり日本円でいくらになるか、ということをあらわしています。

たとえば、先ほどのチャートの場合

chart-1

11月5日のレートは103円です。
これは、1ドルが103円だったということです。

11月22日のレートは111円です。
これは、1ドルが111円だったということです。

11月5日には1ドル103円だったものが、11月22日には1ドル111円になりました。
つまり、円安になったということです。

ドル円のチャートでは、レートが上に上がったら『円安(ドル高)』
レートが下に下がったら『円高(ドル安)』ということになりますので間違わないでください。

chart-3

FXでお金が増える仕組み

先ほど為替レートは、高くなったり安くなったり常に動いている、ということは説明しました。

買った時よりレートが高くなって売れば、その差額が「為替差益」といって利益となります。

他の商売と同じです。
商品を仕入れて、仕入れた値段より高く売る。
八百屋さんなら、1個80円でトマトを仕入れて100円で売ったら、20円が利益です。

FXの場合も同じです。
1ドル103円のときに買って、1ドル111円になったときに売ったら1ドルにつき8円の利益(為替差益)です。

chart-4

FXでは1万ドルといった単位で売買します。

1ドルにつき8円の利益ということは、1万ドル購入していた場合は8万円の利益ということになります。

1ドル100円で1万ドル(1万通貨)購入するということは、100円×1万通貨で100万円分のお金が動いている
ということになります。

「そんなお金ないよ!」と思わないでください。
小額から始められるというのがFXの魅力のひとつであると言いました。

FXが小額から始められる理由は「レバレッジ」というものがあるからです。

レバレッジとは?

レバレッジとは日本語でいえば「テコの原理」です。
テコの原理とは「小さな力で大きな力を生み出す」ことです。
テコの原理

FXにおいては
「小さな資金で大きな金額を動かすことができる」
ということになります。

現在、日本国内ではレバレッジは最大25倍までかけることができます。
つまり、4万円あれば100万円分の取り引きができるということになります。

leverrage

FXは1000ドル単位から売買することができます。
なので、1ドル100円なら、4000円で10万円分(1000通貨)の取り引きから始めることが可能です。

ギャンブルとは違う?

先ほど、
1ドル103円のときに買って、1ドル111円で売ったら1ドルにつき8円の利益になる
と説明しました。

でも、もし1ドル103円のときに買って、1ドル100円になったら…
1ドルあたり3円の損失です。

これがFXのリスクの部分です。

このリスクの部分だけを過大にとりあげて
「ギャンブルだ」と考えている人がいますが、FXのことを理解していない人のセリフです。

もちろん、リスクがまったくない、ノーリスクということではありません。
でも、FXのリスクは自分でコントロールできるのです。
思うように値段が上がらなければ、損失が大きくなる前に決済(損切り)すれば良いのです。

損切りは小さくして利益を伸ばしていけば、自然と利益分が残っていきます。

やり方を間違えなければFXは堅いビジネスです。
世界には投資銀行や機関投資家など、FXのトレードをビジネスとして行っている企業がたくさんあります。
そして、そういった企業は国際的な大企業も多いです。
もしFXがギャンブルなら、そういった企業はビジネスとして成り立たないですよね。

我々個人のトレーダーも、大企業のトレーダーも基本的なことは同じです。
ちゃんとリスクを管理して取り組めば、安定的な利益を生む資産運用なのです。

具体的なリスクの管理方法などはトレード編に記載します。

FXの始め方

FXは株式市場のように、たとえば東京証券取引所(東証)といったような「取引所」のようなものはありません。
インターバンク市場という世界中の金融機関同士のネットワークの中で取り引きされています。

インターバンク市場

このインターバンク市場は、最低の取引ロットが100万通貨(1ドル100円なら1億円)からで、個人投資家が直接インターバンク市場で取り引きをすることはできません。

そのため、インターバンク市場との取り引きを仲介してくれるFX会社に口座を作ってはじめて取り引きすることができるようになります。

FX会社を介してインターバンク市場にアクセス

FX専門の会社もあれば、FXの他に株なども扱っている証券会社もありますが、ここではどちらもFX会社と呼びます。
とにもかくにもまずは「口座」を作らないと話になりません。

多くのFX会社で口座開設はネットから行うことができます。

FX会社のホームページから口座開設の申し込み画面に行き必要事項を入力して送信。
免許証の画像などの本人確認書類などの送信をすれば、数日程度で口座を開設することができます。

口座開設の流れ

やってはいけないFX会社の選び方

FX会社の数は、専門会社、証券会社あわせて日本国内だけでも70社近くあります。

これだけたくさんのFX会社から、どこを選べばいいのか?
ということは、一番最初に悩むポイントです。

ありがちな選び方としては、比較サイトやランキングサイトを見て選ぶ
という方法です。

FX 比較
FX ランキング
といったワードで検索すると、上位に比較サイトやランキングサイトのリンクが表示されます。

しかし、こういったサイトのお勧めのFX会社を選ぶことは、プロトレーダーの目から見てもお勧めしません。

まず、上位に表示された比較サイトを見てください。
Googleで「FX ランキング」と検索した結果です。

google検索結果

トップ4つには「広告」と表示されていますね。
つまり、お金を払って表示してある広告のリンクです。

なぜ、ランキングサイトがお金を払って広告を出しているかというと、
ランキングサイト経由で口座が開設されたら、紹介料が支払われるからです。
いわゆるアフィリエイトサイトというものです。

別に、アフィリエイトが悪いわけではありません。
各社の情報を分かりやすくまとめてあり、有益な情報もたくさんあります。

ただ、我々トレーダーにとって本当に良いFX会社がランキングの上位ではなく、紹介料が多いなどの理由でランキングサイトが勧めたいFX会社がランキング上位になっている
ということです。

1件の紹介料が1万円のFX会社と5千円のFX会社があれば…
当然、1万円のFX会社を勧めますよね。

あとは、どれだけ良いサービスを提供しているFX会社であっても、アフィリエイト広告を出していない会社は、こういったランキングサイトには出てきません。

ちなみに、私の使用しているFX会社はランキングサイトには出てきません。
なぜって?アフィリエイト広告なんかやっていないからです。

なので、ランキングサイトのランキング自体に価値はありません。

ランキングサイトで紹介されているFX会社が良くないという訳ではありませんので、その点はお間違えなく。

本当に良いFX会社を探すのは、自分の力で探さなければいけません。
というより、何を重視するのか?ということによって、選ぶ会社も変わってきます。

次項では、どういったポイントに気を付けてFX会社を選べば良いかを解説します。

FX会社を選ぶポイント

では、数あるFX会社の中からどの会社を選べば良いのか?
それは、トレードスタイル(FXトレードのやり方)や資金量などによって異なります。

これから資金10万円でFXを初めてやる人と、資金5000万円のプロトレーダーの求めるものは違いますよね。

各社、強みや弱み、メリットやデメリットがありますので、自分にあったFX会社を選ぶことが大切です。

その選ぶためのポイントを解説します。

まず、あまり重視する必要のないポイントは次の3つです。

・安全性
・レバレッジ
・手数料

あまり重視する必要がないというのは、
各社ほとんど条件が変わらない変わらない、
ということになります。

安全性

安全性というのは、そのFX会社は大丈夫なのか?倒産する心配はないのか?
FX会社に預けた証拠金がちゃんと守られるか?ということです。

もし、100万円の証拠金を預けてFX会社が倒産したら…
ちゃんとお金は戻ってくるの???
ということです。

これは安心してください。
現在、日本国内のすべてのFX会社は、顧客から預かる証拠金は全額信託保全が義務付けられています。
信託保全とは、顧客の資産を第三者の信託銀行などで保管することです。

ですので、万一、お金を預けているFX会社が倒産しても全額保護されます。

銀行のペイオフ制度は1000万円までですが、FXの信託保全は上限がありませんので、ある意味で銀行に預けるより安全と言えます。

レバレッジ

レバレッジは法律によって個人口座の場合は上限が25倍までと決められています。
ですので、各社上限は25倍で違いはありません。

手数料

取り引きの時にかかる手数料ですが、これもほとんどのFX会社で無料です。
トレードごとの手数料や口座維持手数料は無料の場合がほとんどです。

法人向けの口座や大口注文を前提とした口座の場合は手数料がかかる場合がありますが、個人向けの口座の場合は基本的に無料のFX会社が主流となります。

 

では、次に各社で違いがでるポイントです。
チェックするポイントは次の8つです。

・最低入金額
・最小取引単位、最大取引単位
・取り扱い通貨ペア
・スプレッド
・約定能力
・プラットフォーム
・信頼性(透明性)
・サポート

最低入金額

新規に口座を開設した後、FX会社に証拠金を入金してFXのトレードが出来るようになるわけですが、
初めに入金する「初回入金額」に最低入金額が5万円以上とか10万円以上というように設定されているFX会社もあります。

もし、小額でのトレードを考えられている場合は、この初回最低入金額の指定のないFX会社を選択する必要があります。

FX会社によっては新規口座開設のキャンペーンとして、キャッシュバックやギフト券のプレゼントなどを実施している場合がありますが、そういう場合は初回の最低入金額が設定されていることが多いです。

口座開設キャンペーンは、プレゼントの内容は大々的にアピールされていますが、プレゼントを受け取るための条件は小さくしか書かれていないことがありますので、しっかりと確認してキャンペーンに踊らされないように注意してください。

最小取引単位、最大取引単位

FXには取引単位というものがあります。

数年前までは最低取引単位は1万通貨というFX会社がほとんどでした。

たとえば、1ドル100円のとき、
100円で1ドルを取り引きするのが1通貨です。

1万通貨とは、1万ドル分の取り引き、
つまり100万円分の取り引きになる、ということです。

1ドル100円なら、レバレッジ25倍で4万円の資金があれば100万円分の取り引き
つまり1万通貨のトレードが可能ということになります。

しかし近年では、より手軽にFXができるように1,000通貨単位でのトレードが可能なFX会社も増えました。
1,000通貨のトレードなら、数千円の資金でトレード可能です。

中には、1通貨単位でもトレード可能なFX会社も出てきましたので、数百円の資金でもトレードをすることが可能になりました。

逆に最大取引単位もあります。
1回のトレードあたり10万通貨までとか、
1日のトレード総数が100万通貨までといったように、上限があるFX会社もありますので、もし大きな金額を扱いたい場合は最大取引単位にも注意してください。

取り扱い通貨ペア

売買する2国の通貨の組み合わせのことを通貨ペアといいます。

アメリカドルと日本円の場合は一般的に「ドル円(ドル/円)」と呼ばれ「USDJPY(USD/JPY)」といったように記述されます。

左側を「基軸通貨」と呼んで、右側を「決済通貨」と呼びます。
ドル円の場合なら、アメリカドルを日本円で売買する、ということです。

通貨はアルファベット3文字で表されます。
日本円→JPY
アメリカドル→USD
ユーロ→EUR
イギリスポンド→GBP
スイスフラン→CHF
オーストラリアドル→AUD
カナダドル→CAD
ニュージーランドドル→NZD

メジャーな通貨ペアは下記のようになります。
メジャー通貨ペア一般的にメジャーな通貨ペアはどのFX会社でも扱っています。

もし、「トルコリラ」や「ノルウェークローネ」「ハンガリーフォリント」といったマイナーな通貨ペアのトレードをしたいとお考えの場合は、そういったマイナー通貨ペアを取り扱っているFX会社を選択する必要があります。

日本の個人トレーダーには、自国通貨の円に絡んだドル円、ユーロ円、ポンド円といった通貨が人気です。
しかし、「なじみがある円だから」という理由でなんとなく選んでいてはいませんか?

各通貨ペアで値動きの癖や特徴というものがあり、トレードする通貨ペアの選択は非常に重要です。

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スプレッド

FXでは買うときのレート(値段)と売るときのレート(値段)のふたつのレートがあります。
レートASK(アスク)レートが買うときの値段で、BID(ビッド)レートが売るときの値段です。

このASKレートとBIDレートの差が「スプレッド」です。

もし、ASKレートで買った瞬間にBIDレートで売ったら…
スプレッド分だけ損することになります。

手数料の部分でほとんどのFX会社が無料で説明しましたが、このスプレッドが実質的な取り引きの際に発生する手数料(取引コスト)になります。

たとえば、この画像のFX会社の場合、スプレッドが0.3(銭)ですので、1万通貨のトレードでかかる取引コストは30円です。

1回のトレードだけで考えれば大きくありませんが、何十回何百回とトレードを続けていくうえでは大きな違いになってきます。
そのため、多くの方が重視するポイントのひとつです。

ですので、各社とも出来るだけ低いスプレッドを提示して競い合っています。

約定能力

FXのレートは絶えず目まぐるしく動いています。

売りたい、買いたいと思って注文ボタンを押し、実際にその注文が実行されることを約定(やくじょう)するといいます。
約定能力とは、ちゃんと表示されていたレートで売買できるか?ということです。

たとえば、レートがこのように表示されている時に買い注文を出しました。
注文画面

1ドル102.633円で注文ということです。

しかし、約定価格(実際に買った値段)を確認したら102.643円でした。

102.633円で注文を出したのに実査に買った値段は102.643円。
1銭違っていました。

この1銭のずれが『スリッページ』と呼ばれるものです。
よく「すべる」と表現されます。

もともとのスプレッドが0.3銭で、さらにスリッページも加わって、このトレードで取引コストは1.3銭になりました。

いくら低いスプレッドを提示していても、その通り売買できなければ無意味な絵に描いた餅です。

もし、スプレッドが0.3銭のFX会社であっても、スリッページが頻繁におこって平均的な取引コストが1銭になるようなら、
スプレッドが0.8銭でスリッページの起こらないFX会社の方が良かった、ということになります。

なので、この『約定能力』というのは重要になります。

約定能力が低い業者は、スリッページが頻繁に起こったり、そもそも約定されない約定拒否になることが頻繁に起こったりします。

約定能力が高い業者は、処理能力の高いサーバーを用意していたり、カバー先の金融機関(客からの注文をさばく先)を多く持つことで、注文を瞬時にさばくことができます。

ただし、いくら約定能力が高い業者であっても、アメリカの雇用統計発表といった重要経済指標発表時などで、極端に値動きの激しい時は約定拒否やスリッページは発生します。

また、レートは目まぐるしく変わりますので、注文ボタンを押した瞬間にレートが変わっていたということも珍しくありません。
これはスリッページではなく、ただ単に注文の直前にレートが動いてしまったということです。

ですので、そういった状況などを除いた平均的な能力で判断すべきです。

約定能力の高いFX会社は
「約定率」や「約定スピード」といったものをアピールしていますので注意してみてください。

プラットフォーム

プラットフォームとは、FXでトレードする際、現在のレートやチャートを確認したり、実際に売買注文を出したりする『取引システム』のことです。

FXトレードでは、チャートを見て売買ポイントを決めるテクニカル分析を使ったトレードが主流です。
そのため、各社チャートの見やすさや注文のしやすさなど、大きな違いが出る部分でもあります。

プラットフォームを比較するうえで注目すべきポイントは
MT4に対応しているか、いないのか?
スマートフォンに対応しているか、いないのか?
ということです。

現在、FXのプラットフォームには大きく2つに分けられます。
ひとつはFX会社独自系のプラットフォーム。
もうひとつはMT4(エムティーフォー)というプラットフォームです。

プラットフォーム

FX会社独自系のプラットフォームは、文字通り各会社が独自に開発したプラットフォームです。
各社でまったく違うものになりますので、機能や使いやすさなど、本当にピンからキリまでです。

パソコンにインストールして使うものから、インストール不要のWEB版、スマホ用のアプリなど様々です。
すべてに対応している会社もあれば、一部しか対応していない会社もあります。

チャートの機能も、自由度が高く機能も充実しているものから、そうではないものまで様々です。
チャート分析に使用するテクニカル指標で、使いたいものがなかったり、設定が変えられなかったりすることも多いので、チャートにこだわりたい方には不向きです。

また、外出先でスマホでのトレードが中心となる方は、スマホ用のアプリを用意している会社を選ぶ必要があります。

MT4とは、ロシアのメタクオーツ社が開発したプラットフォームです。
とにかくチャートの機能が充実しています。
チャート分析に使用するテクニカル指標も、MT4で使えないものはありません。

MT4の最大の特徴としては、テクニカル指標やインジケーターなど、自分で作ったものを使用することができます。
EA(エキスパートアドバイザー)と言われるプログラムを使用して、自動で売買することができるのも大きな特徴です。

一定の条件になったらメールやスマホにプッシュ通知を送ったり、全自動で売買したり、一部だけ自動化したり、どんなことでも可能と言えるのがMT4です。
また、MT4にはスマホのアプリもあります。

MT4に関しては、別途詳しく解説します。

FX会社独自系のプラットフォームとMT4のメリット・デメリットをまとめますと

独自系のメリット

約定率や約定スピードはMT4より高い
マニュアルやサポートなどが充実している
1000通貨単位より小さい単位にも対応している会社もある

独自系のデメリット

チャート機能が劣る
各社で使い方が違う

MT4のメリット

チャート機能がとにかく充実している
独自のインジケーターや自動売買プログラムが使用できる
デモ口座で練習することができる
MT4ならFX会社が違っても使い方は同じ

MT4のデメリット

独自系に比べたらスプレッドが若干大きい
最低ロットは1,000通貨単位

まったく初めてFXをするという場合は、独自系プラットフォームの方が始めやすいでしょう。
また、スキャルピングといった超短期売買の場合も、スプレッドや約定能力の有利な独自系プラットフォームが良いでしょう。

チャートにこだわって、本格的なテクニカル分析をしてトレードしたい場合はMT4が良いです。

信頼性(透明性)

FX会社によっては、「信頼性(透明性)」というものを『ウリ』にして、他社と差別化している会社もあります。
なぜ信頼性や透明性が『ウリ』になるのか?
それは、信頼性や透明性が良くないFX会社も多いからです。

「FXとは?」の部分でも説明しましたが、FX会社はインターバンク市場と我々個人投資家を結ぶ役割をしています。
FX会社は顧客からの注文を受け、それをインターバンク市場のカバー先の金融機関(カバー先)に流します。

このFX会社が顧客からの注文をカバー先に流すとき、DD方式とNDD方式の2種類あります。

DD方式とは

DD方式とはディーリング・デスク方式の略で、FX会社のディーラーが顧客の注文状況を見ながらカバー先に注文を流すがどうか判断します。

DD方式

DD方式の場合、たとえば顧客からの売り注文と買い注文が同じくらいの場合、ディーラーの判断でカバー先に流さずFX会社内だけで処理してしまうこともあり得ます。
また、相場の変動が激しい場合は、ディーラーの判断によって約定を拒否されることもあり得ます。

ディーラーが顧客の注文状況を判断して、あくまでリスクヘッジのために(FX会社が損しないために)カバー先に注文を出します。
つまり、DD方式のFX会社でトレードする場合、インターバンク市場とやり取りしているのではなく、実質的にはFX会社とお金奪い合いをしていることになります。

そのため
顧客が損をする→FX会社が儲かる
顧客が儲かる→FX会社が損をする

という、利益相反が起こってしまい、これがDD方式の最大の問題点となります。

約定率が高く約定スピードが早いのはDD方式の方です。
なぜなら、顧客の注文はインターバンク市場と関係なくFX会社だけで処理するからです。

配信されるレートは、インターバンク市場のレートを参考に、FX会社が独自に値付けしたレートが提示されます。
あくまでインターバンク市場のレートは参考で、FX会社が自由に配信しているレートです。

ですので、ディーラーが顧客の注文状況を見て意図的に顧客に不利なレートを配信するストップ狩りといったことや、スプレッドを広げて顧客に不利な状況を作ることも自由自在です。

もちろん、意図的に、あからさまにそんなことをしていたらだれもFX会社を信用できません。

しかし、意図的、あからさまでなくてもやろうと思えば可能…
やっているかいないかは確かめようがない…
そういうグレーな部分があるのでDD方式は信頼性・透明性という点では問題が残ります。

《注意》DD方式の業者が必ず不正を行っているということではありません。

NDD方式とは

対して、NDD方式とはノー・ディーリング・デスク方式の略で、FX会社は顧客の注文をそのまま機械的にカバー先に流します。

NDD方式

NDD方式の場合、顧客からの注文はそのままインターバンク市場のカバー先に流されます。
FX会社は顧客からの注文を仲介するだけです。

配信されるレートは、インターバンク市場のカバー先が提示したレートと連動します。

NDD方式のFX会社は純粋にスプレッド分を手数料として利益を出します。
顧客がしっかり稼いでどんどんトレードしてくれた方がFX会社も儲かるのです。

金額の大きな大口の注文に対応しているのもNDD方式のFX会社です。

DD方式のように顧客の儲けはFX会社の損、顧客の損がFX会社の儲け
という利益相反ではなく
顧客が儲けてたくさんトレードすることがFX会社の儲け
というWIN-WINの関係になります。

ですので、信頼性・透明性という部分ではNDD方式のFX会社が非常に優れています。

ただし、スプレッドはDD方式より若干大きくなります。
DD方式のように顧客の負けがFX会社の儲けではなく、あくまでスプレッド分の手数料がFX会社の儲けになりますので、DD方式よりはスプレッドが大きくなります。

また、約定率や約定スピードはDD方式より劣ります。
DD方式が顧客とFX会社だけの注文のやり取りなのに対し
NDD方式は顧客→FX会社←カバー先のレート
という流れになるので、処理の時間がわずかに長くなります。

レートは絶えず動いていますので、顧客が注文を出して約定するまでの一瞬の間でレートが変わることは珍しくありません。
注文ボタンをクリックした瞬間にレートが変わってしまっていたら約定しないことになります。

少ない資金で小さなロットでトレードする場合は、スプレッドが小さいDD方式でも良いですが
大きな資金で大きなロットでトレードする場合は、信頼性と透明性の高いNDD方式の方が良いです。

サポート

FX会社によってサポートの体制はかなり異なります。

ツールの使い方や注文の仕方など、ひとつひとつ丁寧に説明して、電話やチャットのサポートなど充実している会社もあれば、そういったサポートがあまり充実していない会社もあります。

テレビCMやネットの広告をバンバン出して、初めてFXをする個人の方を集めているFX会社はサポートも充実しています。

逆に、法人口座や大口注文の玄人向けの口座はサポートもそれなりです。
基本的なことは「知っている」という前提になっているところも多いです。

ただ、サポート自体はそれほど重視する必要はないと思います。
だいたいのことはサポートに連絡するよりネットで調べた方が早いです。

正直、サポートに電話が必要なくらいのなにかトラブルが発生したら、そのFX会社はやめて他の会社に乗り換えた方が良いです。

FXの基本用語

FXで使用する基本的な言葉を押さえておきましょう。
読み方の難しい言葉もありますので、知っていると思ってい人もおさらいしてみてください。
「約定」や「建玉」といった用語を間違って読んでいる方も意外と多いです。

証拠金

証拠金(しょうこきん)は、FXで売買(トレード)するためにFX会社に預けるお金のことです。
つまり、証拠金がトレードするための資金ということです。

レバレッジ

レバレッジは直訳すると「テコの力」の意味です。
FXにおいては、証拠金の何倍の取引が出来るかをあらわしています。
日本国内のFX会社は法令によって最大25倍までのレバレッジに規制されています。
ただし、これは個人向け口座に限ります。
法人向けの口座はレバレッジ規制の対象外となり、200倍といった高いレバレッジでの取引も可能です。

スプレッド

FXでは、ASK(アスク)レートとBID(ビッド)レートのふたつのレートがあります。
ASKレートは買う時の値段。
BIDレートは売るときの値段です。
この買値と売値の差額がスプレッドです。
スプレッドが実質的にトレードにおける手数料となります。
スプレッドが低い(小さい)方がトレーダーにとっては有利になります。

約定

「やくじょう」と読みます。
買い注文や売り注文を出して、その注文が成立することを意味します。

ポジション

注文が約定して購入した通貨ペアのことを「ポジション」と言います。
建玉(たてぎょく)と呼ぶこともあります。

エントリー

注文を出し、約定して、ポジションを持つ、
この一連の流れを「エントリー(する)」と言います。

ロング

ASKレートで買い注文を出すことです。
買い注文のポジションを「ロングポジション」と言います。

ショート

BIDレートで売り注文を出すことです。
売り注文のポジションを「ショートポジション」と言います。

決済

決済(けっさい)とは、反対売買を行ってポジションを清算することです。
買いポジションの場合は売りによって決済され
売りポジションの場合は買いによって決済されます。

含み益

含み益(ふくみえき)は、決済されていない保有中のポジションの未確定の利益のことです。
未確定の損失のことは含み損(ふくみぞん)といいます。

利確

利確(りかく)は、利益確定の短縮語です。
含み益を決済して利益を確定することです。

損切

損切(そんぎり)は、利確とは反対に、含み損を決済して損失を確定することです。
一定以上に損失を抑えるための、トレードにおいて非常に重要な部分です。
ロス、ロスカット、ストップ、などの言い方をすることもあります。

トレンド

レートが一定方向に動いている様子を「トレンドが出る」といいます。
上方向のトレンドを「上昇トレンド」「アップトレンド」
下方向のトレンド「下降トレンド」「ダウントレンド」といいます。
横ばいの状態を「トレンドレス」「レンジ」「もみ合い」といいます。

順張り

順張り(じゅんばり)は、トレンド方向にそったトレードのことをいいます。
上昇トレンドで買いポジションを持つ
下降トレンドで売りポジションを持つトレードのことです。
トレンドフォローともいいます。

逆張り(ぎゃくばり)

逆張り(ぎゃくばり)は、トレンド方向と反対のトレードのことをいいます。
上昇トレンドで売りポジションを持つ
下降トレンドで買いポジションを持つトレードのことです。
カウンタートレードともいいます。

クロス円

ドル円(USD/JPY)以外の外貨と日本円の通貨ペアのことをクロス円といいます。
たとえば
ユーロ円(EUR/JPY)
ポンド円(GBP/JPY)
などがあります。

ドルストレート

日本円以外の外貨と外貨の通貨ペアの場合で右側の外貨(決済通貨)がアメリカドルの通貨ペアのことをドルストレートといいます。
たとえば
ユーロドル(EUR/USD)
ポンドドル(GBP/USD)
などがあります。

ロット

ロットはトレードする際の売買単位のことです。
日本国内のFX会社では1万通貨を1ロットとしている場合が多いですが
10万通貨が1ロットの場合もあります。
独自系プラットフォームでは1万通貨1ロットとしている場合が多く
MT4の場合は10万通貨1ロットになります。

レート

通貨ペアを売買する際の値段です。
ドル円やクロス円の場合、その外貨が日本円でいくらか、ということをあらわします。
たとえばドル円(USD/JPY)の場合
「110.123」
というレート表示になります。
これは1ドルが110円12.3銭であることをあらわしています。

以前は小数点以下2桁の1銭単位の表示でしたが、現在は小数点以下3桁の0.1銭単位の表示が主流です。

外貨と外貨の通貨ペアの場合、左側の外貨(基軸通貨)が右側の外貨(決済通貨)でいくらか、ということをあらわします。
たとえばユーロドル(EUR/USD)の場合
「1.12345」
というレート表示になります。
これは、1ユーロが1ドル12.345セントであることをあらわしています。
以前は小数点以下4桁の0.01セントの表示でしたが、現在は小数点以下5桁の0.001セント単位の表示が主流です。

pips

pips(ぴっぷす・ぴぷす)はレートの値動きの単位です。
ドル円やクロス円の場合は、1銭が1pipsとなります。

「110.120」というレート表示の場合は、0.1pips単位の動きになります。
「110.120」から「110.245」になったら、12.5pips上昇したということになります。

ドルストレートの場合は、0.01セントが1pipsになります。
「1.12300」というレート表示の場合は、0.1pips単位の動きになります。
「1.12300」から「1.12534」になったら、23.4pips上昇したということになります。

値幅

値幅(ねはば)はどのくらいのpipsレートが動いた方をあらわします。
「値幅が大きい」ということは、レートの変動幅が大きい
「値幅が小さい」ということは、レートの変動幅が小さいことになります。

利確の値幅を利幅(りはば)
損失の値幅をロス幅、といったりもします。

ダマシ

ダマシとはテクニカル分析などで、上昇の可能性を示唆しているにも関わらず下降してしまうことです。
上昇すると思って買ったけど下降して『騙された』ということから、狙いと反対になることを「ダマシ」といいます。

ボラティリティ

ボラティリティとは値動きの大きさの度合いをあらわします。
ボラティリティが大きい(高い)ということは、値動きが大きくレートの変動が大きいことを意味し
ボラティリティが小さい(低い)ということは、値動きが小さくレートの変動が小さいことを意味します。
略して「ボラ」と呼ぶこともあります。

知らなきゃ損!FXと税金

FXで稼いだらどうするのか?何か手続きが必要なのか?
そういったFXと税金について解説します。
稼いでから慌てないように準備しておきましょう!

tax

FXにかかる税金

FXで利益を出して収入が発生したら、それは「所得」となります。
所得を得たら当然ですが税金が発生します。

普段、社員として働いて人やアルバイトとして働いている人など、皆さん稼いだ給料には税金がかかっていますね。

ただ、会社や働いているお店からもらう給料の場合は、もらう時点で税金分が計算されて引かれています。(源泉徴収というやつです)

給料明細を見て「税金高いな~」と思いますよね。
会社やお店側が(勝手にw)税金を納めてくれています。

だから、自分で何か手続きをする必要はありませんね。

でもFXで稼いだ場合、稼いだ金額から税金分は引かれていません。

なので、自分で税金を計算して自分で申告しなければいけません。

FXで発生した利益にかかる税金は、一律 20.315% です。

つまり、1年間トータルで100万円の利益を得た場合
203,150円を税金として納める必要があります。

これは、毎年1月1日から12月31日までの1年間分の利益を翌年の2月半ばから3月半ばまでに「確定申告」という形で税務署に申告する必要があります。
12月31日に1年間の収支が確定してから申告期限までに、2カ月以上はありますので慌てる必要はありません。

確定申告はe-taxを使ってネットでも行うことができます。
はじめは手続きや申告書類の作成など手間もかかりますしややこしいですが、一度やってしまえばあとは同じことの繰り返しなので時間もそれほどかかりません。

ただし、e-taxを使用するためには利用開始の手続等が必要ですので、申告期限ギリギリではなく、1月になったら準備を始めるくらいのつもりでいてください。
詳しい手続き方法などは、e-taxのサイトをご確認ください。

申告が必要な人

先ほど説明したように、FXで利益を得た場合は自分で申告しなければいけません。

面倒だから…
税金を払うのがもったいないから…
といって、申告をしなければ、申告漏れとしてペナルティーが科せられます。

無申告加算税や延滞税として、ちゃんと申告していれば必要なかった税金がペナルティーとして科されます。
また、金額が大きく悪質なケースだと最悪「脱税」として逮捕される可能性もあります。

ですので、忘れずきちんと申告をしましょう。

ただし、FXで利益を得ても、申告する必要がある場合とない場合があります。

申告の必要があるのは以下のケースです。

会社員の方(給与所得額が2000万円以下の人)
給与所得以外のFXなどで得た所得が20万円を超える場合

自営業・自由業および主婦・学生の方
FXなどで得た所得が38万円を超える場合

年金生活者(年金収入額が400万円以下の人)
年金等の雑所得以外のFXなどで得た所得が20万円を超える場合

自営業や自由業の方はFXの収入とは関係なく、もともと確定申告している人がほとんどだと思います。
FXの所得とその他の所得を合わせて38万円以上になる場合は確定申告が必要です。

主婦や学生の方で、個人的な収入がない場合も、FXを含めた所得が38万円を超える場合は確定申告が必要になります。

ただし、主婦や学生の方でパートやアルバイトをしていて源泉徴収を受けている場合(税金を引かれた給与をもらっている場合)は、会社員と同じ扱い(20万円超で申告が必要)になりますので注意してください。

上記のケースに当てはまらない場合
たとえば、会社員の方でFXなどの利益が20万円未満だった場合は、原則として申告する必要はありません。

ちなみに所得額を計算するうえで注意しなければいけないのは、「FXなどで得た所得」ということです。

会社員の方の場合、20万円以上で申告の必要があるわけですが、FXで得た利益が15万円だったとします。
FXの他にアフィリエイトの収入が10万円あった場合、
FXなどで得た所得は25万円ということになり、申告が必要になりますので注意してください。

経費を計上しよう

申告の対象となる「所得」は売り上げから経費を引いたものです。

FXでの「売り上げ」とは為替差益の利益ことですね。

では、経費とは?
この売り上げを出すために必要としたお金です。

たとえば、
インターネット回線代
プロバイダー料金
携帯電話の料金
パソコンの代金
などです。

これらがないとFXでトレードをして利益を上げることはできませんよね。
ですので、必要な経費となります。

経費と言うと、会社でないとダメと思っている方も多いですが
もちろん個人でも経費は認められます。

他にも
FX関連の書籍、新聞等
FXの情報商材やセミナーの代金
セミナーに行くための交通費
なども、経費として計上することができます。

たとえば、会社員の方で
FXでの利益(為替差益)が50万円だったとします。

経費は
1年間の通信費合計:12万円
パソコン購入:10万円
情報商材購入:5万円
セミナー参加費:5万円
合計:32万円

という場合、50万円-32万円で
18万円が所得になります。

会社員の方で申告の申告の必要がある人は
給与所得以外のFXなどで得た所得が20万円を超える場合
です。

つまり、経費を引いた所得が18万円なら申告は不要、
ということになります。

為替差益で得た金額から経費を引いた金額
これが申告の対象となる所得となりますので覚えておいてください。

経費を計上する場合は、領収書やレシートなどを保存して、何にどれだけかかったを毎月ちゃんと記録しておくと良いです。
専用の会計ソフトなどを使用しなくても、エクセルなどに記録しておくだけでも良いです。

仮に申告が必要な所得が発生した場合、何にどれだけかかったを記入するだけです。
仮に、上記の例の場合は

通品費:12万円
パソコン代:10万円
情報商材・セミナー代:10万円
合計:32万円

といった感じで記入するだけです。
簡単でしょ!

申告時に個別の明細や領収書等は提出する必要はありませんが、保管しておく必要はあります。

経費を計上するうえでの注意点

当然ですが、経費として認められるのは
FXで利益を出すために必要だったものです。

何でもかんでも経費にして良い訳ではありません。
家族旅行の交通費や宿泊費を経費として計上…
友達との飲み代を経費として計上…
なんてことはアウトです。

また、パソコンや携帯・スマホ、インターネット回線の料金や携帯の通話料金(通信費)などを経費として計上する場合、
私的利用分と分けて計上する必要があります。

パソコンや携帯はFX専用ではなく、プライベートでの使用もあると思います。
その場合は、どのくらいの割合でFXのために使ったか、ということで経費の割合も変わります。

パソコンはFXで使うのは半分くらいで、残り半分はプライベート用として使用ということなら、パソコンの購入費やインターネット回線料金の半分を経費として計上する。

スマホはFXで使うのは2割くらいで8割はプライベート用ということなら、2割だけ経費として計上する、
ということになります。

何がどれくらいの経費として認められるかは、明確なガイドラインのようなものはありません。
最終的には税務署の担当者次第です。

ただ、上記にあげたように、明らかにFXのために使ったものを計上し、私的利用との割合をちゃんと区別していれば、通常は問題ありません。

20万円より19万円の方が得?!賢く節税

会社員の方のような給与所得者の場合、FX等で20万円以上の「所得」があれば申告が必要となる
ということはこれまでの説明でご理解いただいていると思います。

20万円の所得で申告の場合、所得税は約20%なので4万円です。
なので、手元に残るのは16万円ですね。

では、所得が19万円だったらどうでしょうか?
申告の必要がないので、19万円の所得に対して所得税はかかりません。
つまり、19万円が手元に残ります。

20万円の所得で申告して税金を払うより、19万円の所得に抑えた方が手元に残る金額は多くなります。

この分岐点は25万円です。
25万円以上の所得なら、20%の税金を払っても手元に20万円残ります。

つまり、所得が20万円~25万円までの間は、申告によって損する金額帯ということになります。

ではたとえば、12月になって、
今年1年の所得が23万円になりそうだな~
というときにどうすれば良いか?

それは、経費を上手に使うのです。

たとえば、
FX専用にタブレット端末を4万円で購入
とか
FXのオンラインスクールに4万円で加入

というように、4万円分の経費を使ったとします。
すると、所得は23万円-4万円で19万円です。

23万円の所得で申告すると、20%の所得税を引かれて手元に残るのは18万4千円です。

でも、4万円分の経費を使うと、19万円が手元に残り、さらに4万円分で手に入れた物が残るということになります。

稼いだ利益を上手に使って先行投資して、翌年のさらなる利益につなげていきましょう!

負けている人ほど申告すべき

申告が必要なのは利益を出して所得を得ている人です。

基本的に利益が出ていなくて所得がない人は申告する義務はありません。

申告する『義務』は無くても、損失を申告すると
損失を最長3年間分繰越す
ことができます。

損失の繰り越しとはどういうことかというと、

2014年:50万円の損失
2015年:30万円の損失
2016年:20万円の損失

そして、2017年、努力が報われて100万円の利益(所得)を出した!
という場合、

通常なら、100万円の所得に約20%で20万円の税金が発生しますね。

しかし、損失を申告して繰越ておくと、直近3年間の損失分と相殺(控除)することができます。

つまり、2014年から2016年までの損失合計100万円と
2017年の利益の100万円を相殺して、2017年の所得は0円、所得税も0円
ということになります。

ちなみに

2014年:100万円の損失
2015年:10万円の利益
2016年:30万円の利益
2017年:50万円の利益

という状況だった場合

2014年:100万円の損失(申告して100万円の損失繰越)
2015年:100万円の損失繰越から10万円の利益を控除して所得は0円(90万円の損失繰越)
2016年:90万円の損失繰越から30万円の利益を控除して所得は0円(60万円の損失繰越)
2017年:60万円の損失繰越から50万円の利益を控除して所得は0円

という具合に繰り越して控除してくことができます。
(2014年の残り10万円の損失は、4年目となる2018年には繰越せません。)

それから、損失を申告する場合も、経費を計上することができます。

たとえば、FXの損失(為替差損)30万円で
通品費とセミナー代で20万円の経費が掛かっていた場合
50万円の損失として申告することができます。

損失を申告するかしないかで、後々の税金の額が大きく変わってきます。
負けていても、損失の金額が大きいほど、ちゃんと申告をしておきましょう!

まとめ

・FXとは外国為替証拠金取引のことで2国間の通貨の両替行為である。

・FXは誰でも、いつでも、4000円からでも始めることができる。

・FXは為替差益を利用してお金を増やす。

・FXはFX会社に口座を開設して取り引きを始める。

・やってはいけないFX会社の選び方は、ランキングサイトのランキングを鵜呑みにすること。

・FX会社を選ぶポイントで、各社の違いが少ないのは「安全性」「レバレッジ」「手数料」。

・FX会社を選ぶポイントで、各社の違いが出るのは「最低入金額」「最小・最大取引単位」「取扱通貨ペア」「スプレッド」「約定能力」「プラットフォーム」「信頼性(透明性)」「サポート」。

・少ない資金でトレードする場合はDD方式の業者でも良い。

・大きな資金でトレードする場合はNDD方式の業者の方が良い。

・FXで一定以上の収入があった場合は確定申告が必要。

・課税対象の所得は利益から経費を引いた金額。

・FXで稼ぐために使ったお金は経費として計上することができる。

・負けた時でも確定申告することによって、3年間損失を繰越すことができる。

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