専業トレーダーになるための方法

専業トレーダーになるための方法

トレーダーにはふたつのスタイルがあります。
兼業(副業)トレーダーと
専業トレーダーです。

兼業トレーダーは、他にメイン仕事があり、メインの仕事の合間にトレードをする、
収入の大半がトレード以外の仕事ということになります。

ほとんどのトレーダーはこの兼業トレーダーです。

専業トレーダーは、トレードだけで生計たてる、いわばプロのトレーダーです。

トレードをやっている人の多くが専業トレーダーに憧れ、いずれは専業に
という人も非常に多いです。

では、専業トレーダーになるにはどうすれば良いのか?
専業トレーダーのメリット、デメリットは何か、詳しく説明していきます。

専業トレーダーの資格

専業トレーダーになるための資格や許可はいりません。

今日から
「自分は専業トレーダーだ」
と言えば誰でも専業トレーダーになれます。

しかし、当然ですが、
専業トレーダーになること

専業トレーダーになって生計をたてる
ということは別です。

専業トレーダーを「事業」として考えてみましょう。
「事業」つまり、何かのビジネスを始めるということです。

たとえば、会社を起こして何か事業を始める場合「資本金」というものが必要になります。

株式会社の場合、ひと昔前は会社を作る時点で最低資本金として1000万円以上が必要でした。

現在は最低資本金の上限はありませんので、資本金はいくらでも構いませんが、それでも、これから事業を始めるための「元手」というものが必要になります。

会社を作るということではなくて、自分でお店を開く、という場合でも
店舗や事務所を借りたり、必要な備品をそろえたり、商品を仕入れたり、従業員を雇ったり、etc

そういった事業を始めるために必要な「元手」が必要です。

専業トレーダーになるための元手は、パソコン1台あれば始めることはできます。

トレードの場合は、証拠金によって取引できるロット数が決まります。
証拠金の金額が多ければそれだけ多くのロット数を取り引きすることができ、それだけ多くの利益を得るチャンスがあります。
10万円の証拠金と1000万円の証拠金では、得られる利益が違うことは当然ですね。

ですので、証拠金として使える「元手」の金額が、今後のビジネスの規模(収入)に直結することになります。

専業トレーダに必要な資金

一般的に資金に対して月利2~3%を出すことができれば、かなり優秀なトレーダーと言えます。

もし、100万円の資金なら月2万円~3万円の利益、ということになります。
これではとても生活できませんね。

少ない資金でも始めることができるのがFXの魅力ではありますが、FXだけで生活するための収入を得ようと思えば、それに見合った資金は必要になります。

1000万円の資金なら月利2~3%で月20万円~30万円の利益です。
少なくてもこのくらいの資金が無いと、専業トレーダーとしてスタートするのは難しいと言えるでしょう。

では、その資金が無いなら、専業トレーダーは諦めるしかないでしょうか?

そんなことはありません。

いくら資金があっても「利益を出す能力」つまりトレードで勝つ力がなければ無意味です。
お金が減るだけです。

資金が少ないうちは、副業で生活費をちゃんと確保しながらトレードして、
まずはトレードで稼ぐ力をしっかり身に付けましょう。

そして、トレードで稼いだお金は引き出さずに、増えたら増えた分だけロット数を増やして複利で運用していきます。
また、本業で稼いだお金をさらに投資して証拠金を増やしていけば、雪だるま式に証拠金を増やしていくことができます。

そうして、トレードだけの収入が本業の収入を上回るようになったら、専業になることを検討しても良いでしょう。

まずは確実に、そして安定的に利益を出す能力を身に付けることが第一です。

FXトレードの基本的な方法はこちらをご覧ください。
FXトレードのやり方とは?今さら聞けないFXのすべて(トレード編)

月利10%とか20%を稼ぎ出せば、少ない資金でもやっていける、と考える方も多いですが、
短期間で大きなリターンを得ようと思えば、それだけ大きなリスクを伴います。

つまり、ギャンブル的なトレードになってしまう、ということです。
大きな損失を出して資金を失ってしまう可能性が非常に高くなりますので注意が必要です。

専業トレーダーの生活

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FXは土曜日曜を除いて24時間ずっとトレードが可能です。
いつからいつまで、どのような方法でトレードするかはすべて自由です。

ここでは、現役プロトレーダーである僕の一日を紹介します。

8時~9時:起床、朝食など
9時~18時:トレードやその他の仕事
18時~21時:家族との時間
21~25時:プライベートな時間

土曜日曜はマーケット休場なので完全にオフです。

僕のトレード方法は、自分で開発したトレードツールによってほとんど自動化していますので、トレード自体に必要な時間は1日数分程度です。
自分の決めた条件になったら通知されるシステムを作っていますので、通知が来た時だけトレードしています。

それ以外の時間は、トレードの研究をしたり、僕のトレードスクールの生徒さんのサポートなどをしています。

9時から25時くらいの間でトレード可能なシグナルが出ればチャートを確認してトレードする、というスタイルです。
プライベートな時間の時でも、シグナルが出たら可能な限りはトレードしています。

何もなければパソコンの前にいますが、何か他に用事があればそちらを優先しています。
トレード自体はパソコンの前にいなければならない、というわけではなく、スマホやモバイル端末を使って外出先からでも可能です。

家族の用事があれば、そちらに合わせます。
平日に旅行に出かけることも少なくありません。

特に僕の場合は、趣味の時間を大事にしています。
冬場は週3~4日はスキーに行っています。

朝から晩までがむしゃらにトレードしているという訳ではなく、プライベートを優先した自由な生活を送っています。

僕のトレード方法に興味がある方は、こちらのメルマガで紹介していますので見てみてください。

専業トレーダーに向いている人

いつトレードするか?
どんな方法でトレードするか?
どれくらいのロット(金額)でトレードするか?
決めるのはすべて自分です。

何かミスをして上司に怒られるわけでもありませんし、誰かに迷惑をかける訳でもありません。

すべての判断を自分で下し、すべての責任を自分で負う、それが専業トレーダーです。

ですので、自己管理の出来ない人は専業トレーダーには向いていません。

専業トレーダーのメリット

専業トレーダーのメリットは、何といっても
すべて自由な生活が手に入る
ということでしょう。

満員電車に揺られることもなく、雨の中通勤する必要もなく
上司に怒られることもなく、使えない部下に頭を悩ませることもなく
取引先の相手に頭を下げることもなく
自分の腕ひとつで稼いでく、それが専業トレーダーです。

トレードで稼ぐ能力を身に付けることができれば
金銭的にも、人間関係的にも、精神的にも、すべて自由でストレスのない生活を手に入れることができます。

さらに、場所にも縛られることはありませんので、どこでも好きなところに住むこともできます。

専業トレーダーのデメリット

デメリットというか、当たり前のことではありますが
給料の保証が無い
ということです。

トレードで利益を上げれなければ収入はありません。
毎日朝から晩までチャートに張り付いてトレードしたとしても、勝てなければ無収入です。
それどころか損失(マイナス)になる可能性もあります。

ですので、安定して稼げる能力が身についていなければ、
「稼がないといけない」というプレッシャーに押しつぶされてしまうかもしれません。

それから、個人のトレーダーは職業的には「無職」として扱われます。
1千万円稼ごうと1億円稼ごうと、「無職」なのです。

日本の社会は本人の実力より、肩書とか世間体というものを非常に気にしますね。

独り身なら稼いでさえいれば何も問題はありませんが、結婚したり子供ができて家族を持つようになると、自分は気にしなくても家族が気にするということもあります。

子供がいれば、「親の職業」というものを書類に記入する機会も多々あります。
子供を幼稚園や保育園に入れるときなど、必ず必要になります。

そういう時、「無職」というのはちょっと…となるのですが、
その場合は個人事業主として登録するか、法人(会社)を立ちあげるかすれば良いです。

ある程度の利益を稼げている場合は法人化した方がメリットも多く、実際に法人化している専業トレーダーは多いです。

僕自身も法人化しています。

個人事業主としての専業トレーダー

個人事業主とは、株式会社とか有限会社といった、会社以外の個人で商売をしている人です。
飲食店とか、小さな商店とか、いわゆる個人商店のことです。

個人事業主になるには、税務署に行って「個人事業の開業届」を書いて出すだけです。
5分で書けます。

個人事業主のメリット

個人事業主になることのメリットは
まずひとつは、「無職」から「自営業」という職業の肩書を得ること。

もうひとつは、確定申告を青色申告という方法でやることによって、税金の控除などの額が大きくなり節税できるメリットがあります。

個人事業主のデメリット

青色申告をして税金の優遇などを受けるには、青色申告に適した会計帳簿をつける必要があり、その手間がかかります。

ただ、帳簿と言ってもそれほど複雑ではなく、市販のソフトと入門書片手に自分でできることです。
特に、トレーダーの場合は商品の仕入れとかがあるわけではないので、会計処理も単純です。

青色申告でなくても、確定申告のために収益や経費の記録はつけないといけませんので、手間としてはそれほど大きく変わるわけではありません。

法人化について

稼いでいるトレーダーには、法人(会社)を立ち上げているトレードも多いです。
僕自身も法人の会社を立ち上げています。

法人の会社とは、株式会社とか有限会社といった会社組織です。

会社組織と言うと仰々しく聞こえますが、自分ひとりだけで会社は作れます。

法人化のメリット

専業トレーダーが法人化した際の大きなメリットのひとつは
社会的な信頼が得られる
ということが挙げられます。

何もしなければ「無職」
個人事業の開業届を出せば「個人事業主(自営業者)」
法人を設立した場合は「会社役員(会社経営者)」いわゆる社長ということになります。

従業員がいなくて自分ひとりでも立派な社長です。

それから、もうひとつ
実際はこちらの方が重要ですが
税金が安くなることがある
ということです。

一定以上の利益がある場合は、個人事業より法人にした方が、税金的には有利になります。

他にも、損失の繰り越しが個人事業主は3年ですが、法人の場合は9年間繰り越しすることができます。

損失の繰り越しとは、
もし、今年200万円の損失を出したとします。
その200万円の損失を9年間の内の利益と相殺することができます。

翌年、500万円の利益になった場合、
500万円に対して税金がかかるのではなくて
200万円のマイナスを相殺した300万円分に税金がかかる
ということです。

損失の繰越や経費に関してはFXのすべて(基礎編)でも説明していますので見てみてください。

その他にも
経費として使える幅が広がる
FXの法人口座は個人口座より最大レバレッジが高い
などのメリットがあります。

法人化のデメリット

法人化のデメリットは
まず、設立の際に手間と費用が掛かります。
株式会社を設立する場合は、印紙や登録免許税などで30万円近くは必要になります。

トレーダーでわざわざ株式会社にするメリットはあまりありませんので、「合同会社」という会社形態がおススメです。
登録免許税が安く、10万円弱の費用で設立可能です。

株式会社、合同会社とも、最低資本金の上限はありませんので、極端な話、資本金1円でも会社は作れます。
(資本金1円でどうやって会社運営をするんだって話にはなりますが…)

専業トレーダーとして法人化しようとされている場合は、ある程度の資金があることが前提ですので
トレード資金を資本金とすれば良いです。

ちなみに、小さな会社法人といえば「有限会社」というイメージの方もおられるかもしれませんが、法改正によって現在、有限会社の新規設立は廃止されています。

また、たとえ利益がなくて赤字だったとしても、法人市民税や法人県民税が一定額かかります。
地域によって多少異なりますが、年間8万円程度の税金が必ずかかります。

それから、個人事業主と異なり、会社として決算をして法人税の申告をしなければいけません。
税理士さんに依頼すれば10万円程度の費用がかかりますが、自分でやることはできます。

市販の会計ソフトと国税庁のe-taxを使用すれば、すべてネットで手続することが可能です。

まとめ

・専業トレーダーになるための資格は不要

・資金は最低でも1000万円程度はあった方が良い

・時間や、やり方などはすべて自由

・ライフスタイルもすべて自由に決めることができる

・収入の保証は無い

・社会的には無職になるので、個人事業主か法人化することがおススメ

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